ごあいさつ
皆様方に於かれましては日頃より、「大分県設備設計事務所協会」に対し多大なるご支援、 ご鞭撻をいただき、この場をお借りしまして会員一同に成り代わり、厚く御礼申し上げます。大分県設備設計事務所協会は昭和 40 年代に「大分県設備設計研究会」として発足しました。このたび、公益法人法改正により任意団体から「一般社団法人 大分県設備設計事務所 協会」と法人登録をし、設備設計事務所の地位向上を目指し、地域社会に認められる団体 として活動していくことを会員一同で再認識新しい団体としてのスタートを切りました。
これまで大分県を含め各県の設備設計事務所は「日本設備設計事務所協会」を柱として、 昭和 60 年 5 月に誕生した「建築設備士」の法制化に向け、さまざまな活動を行ってきましたが、法制化の壁は厚くいまだ法制化にいたってはいません。
その活動の合間の平成 17 年 11 月に「耐震偽装問題」が発覚し、平成 20 年 11 月に施行 された新建築士法では「設備設計一級建築士」が創設され一定規模の建築物の設備設計に は「設備設計一級建築士」が自ら設計を行うか若しくは設備設計一級建築士に設備関係規 定への適合性の確認を受けることが義務付けられました。
建築設計は「意匠設計」「構造設計」「設備設計」から成り立っていることは言うまでも ありませんが、次世を担う若者たちが「設備設計」の必要性を認識し、歴代先輩たちが築 き上げてきてくれたこの業界を残していくためには、今後我々はどういう活動を行ってい くべきかを真に考える時代に来ています。
一般社団法人として新たな体制でスタートした今年度より、更なる飛躍をめざし、会員 一同協会活動に取り組んでまいりますので、これまで以上のご支援ご協力ををお願いいたしまして、ご挨拶とさせていただきます。
建築物をよく人の体にたとえて表現することがあります。
建築設計分野において、意匠設計は人間の外見の設計であり、
構造設計は人間の骨格の設計を行ない、設備設計は人間を動かす機能の設計を行っています。建築物においては、空調設備・給排水設備・電気設備・通信設備が建物を動かす機能であり、我々は、これらの設備設計のプロ集団として活動を行っています。